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イギリス気象庁(いぎりすきしょうちょう、〔この名称は当初、旧来の正式名称であるの略称であったが、その後この略称が定着し、現在はこちらが代わって公的に正式名称として採用され、使用されるようになった。〕、略: UKMO〔の略称。〕)は、イギリスの国立気象サービスであり、ビジネス・イノベーション・職業技能省のExecutive agency(執行機関)の一つ。本部はデヴォン州エクセターにあり、国内の気象分野の人材育成と世界中の気象予報関係者のための研修施設を併設する。2012年現在の Chief Executive(長官)は、John Hirst (ジョン・ハースト)〔http://www.metoffice.gov.uk/about-us/who/management/executive〕。 およびもイギリス気象庁の一部である。 == 沿革 == 1854年にロバート・フィッツロイ (Robert FitzRoy) の下、航海者向けのサービスとして、Meteorological Officeの名において、商務省 (Board of Trade) 内に小さな部局が設立された。1859年10月にアングルシー島沖で嵐の中を航行していた客船が難破し、459名の乗員の命が失われたことを契機に、初めて風に関する警報サービスが開始された。1861年、フィッツロイは英国内の沿岸15ヶ所に観測所のネットワークを構築し、海上の船舶に対して目視による風に関する警報を発表して提供する業務を開始した。 1870年代に電信が発達すると、より迅速な警報の伝播や気象データの収集が可能となり、観測網から得られたデータを基に天気図を作成し、広範囲の気象概況の分析を実施するようになった。 1861年、新聞紙上で気象予報の情報提供を開始した。しかし、紙上における予報の発表は1866年5月に一時途絶え、1879年4月1日まで再開されなかった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「イギリス気象庁」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Met Office 」があります。 スポンサード リンク
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